記事を執筆したフィリップス・ペイソン・オブライエン氏は、2025年にNATOが崩壊する可能性があると考える主な理由の1つは、トランプ前米大統領率いる共和党のポピュリストのグループと同党の残りの人たちとの深い亀裂だとしている。また、欧州の安全保障上の利益も重要な影響を及ぼしているという。
アトランティック誌では、ウクライナ紛争がNATO崩壊の主な促進剤になると強調されている。米国の2大政党の1つの有力な派閥がウクライナへの支援提供を支持してないことは、政治的中心が大きく変わり、米国が欧州にとって今までよりも信頼できない同盟国になったことを物語っている。
オブライエン氏は、欧州の指導者たちはホワイトハウスがNATOを破壊し、ロシアのプーチン大統領との接近を目指す場合に備えて計画を立てる時期だとの見方を示している。
英軍退役大佐は先に、NATOはウクライナ勝利の夢を捨てたとの見解を表した。
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