IT・科学

脳卒中の最初の兆候を認証するスマホ用システムをロシア人が開発

ロシア人開発者らが、コンピュータービジョンをベースに脳卒中の兆候を見分ける世界でも比類のないアルゴリズムを生みだした。このシステムはFace IDと同じようにスマートフォンに内蔵することができ、兆候が表れた場合、そのユーザーの家族と最寄りの医療機関に救急シグナルを送る。
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プロジェクト・リーダーのオレグ・ミロロドフ氏は次のように語っている。

「世界で死因のトップは心臓循環器の病気です。その中でも死因のトップが心筋梗塞で、2番目が脳卒中。心筋梗塞についてはすでに診断、治療法が明らかにされましたが、脳梗塞はまだまだ十分な研究がなされていません。そのため、脳卒中が始まる兆候が自分で分からないことが多いのです。もし、『ゴールデンタイム』と言われる、脳卒中になる4.5時間前の間に医療機関に駆け込むことができれば、その人は救われるのです」

ミロロドフ氏が説明する脳卒中の認識アルゴリズムは、ガジェットのユーザーに次の3つの動作を行うよう提案する。
にっこり微笑むか、歯をむく。
両手をあげて、自分の前に突き出す。
自分の苗字と名前を言う。
ユーザーがこのテストに合格しなかった場合、救助プログラムが自動的に起動され、ユーザーの親族と最寄りの医療施設に地理的位置情報と救急を知らせる信号が送られる。
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残業で脳卒中リスクが約1.5倍に
現在、このアルゴリズムの実用的なプロトタイプがすでに作成されている。
スプートニクは、豪州の研究者らが食事法や生活習慣を変えても効き目がなく、治療法がないとされてきた遺伝性のコレステロールを治す、世界で初めて経口投与の薬剤を開発したと報じている。この薬で心臓発作や脳卒中のリスクを格段に下げることができる。
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