スプートニク・アルメニア語課評論員の拘束にロシア外務省がコメント発表

スプートニク・アルメニア語課のアショット・ゲヴォルキャン評論員がアルメニアで拘束されたことについて、8日、ロシア外務省のマリア・ザハロワ公式報道官は、拘束という煽動の裏には国家間に憎悪と恐怖の種を蒔こうとする勢力が存在しているとする声明を表した。
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ザハロワ報道官は、ゲヴォルキャン氏とバダリャン氏の拘束がまさにロシア-アルメニア・メディアフォーラムの開催期間中を狙って行われたこと、この煽動が間違いなく二国間関係に重要な行事を潰す目的で仕組まれたことを指摘した。
その日の夜遅く、アルメニアの捜査委員会は、スプートニク・アルメニアのアショット・ゲヴォルキャン評論員が解放されたことを発表した。捜査情報によると、違法な武器売買に関与している何者かが、ゲヴォルギャン氏の車のトランクに武器の入った小包を入れた。小包の中身については彼に知らせていなかったという。
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一昨日、9月6日夜、アルメニア南部シュニク地方のゴリス市で、親ロシア派のブロガーのミカ・バダリャン氏とラジオ・スプートニク・アルメニア語課のアショット・ゲヴォルキャン評論員が拘束された。両氏の拘束の理由についてアルメニア捜査委員会は、銃器の密売事件の捜査に関係したものと説明している。拘束は現在も続いている。ゲヴォルキャン氏は取材のため現地を訪れており、バダリャン氏は拘束の前日、ゲヴォルキャン氏のラジオ番組に出演した中で、アルメニア政府が行う反ロシア政策を批判していた。
ゲヴォルキャン氏を擁護するリアナ・グリゴリャン弁護士はスプートニクからの取材に対し、ゲヴォルキャン氏は刑事事件には一切関わりがなく、何らかの誤解のために拘束されたとの見解を明らかにしている。グリゴリャン弁護士は、ゲヴォルキャン氏の車の中で発見された武器はゲヴォルキャン氏の所有物でもバダリャン氏のものでもないと強調した。
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