モルドバ当局 スプートニク編集課長を国外追放

東欧のモルドバ政府はスプートニク通信モルドバ語課のビタリー・デニソフ課長を国外追放処分とした。
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デニソフ課長によると13日、首都キシニョフの自宅に現地移民当局の職員らが押しかけ、空港に連行されたという。

「支度をしたり、ペットを連れ出す時間も与えられなかった。10年間の入国禁止命令を告げられた。大使には通知があったそうだ」

ビタリー・デニソフ
スプートニク通信モルドバ語課長
モルドバ政府はデニソフ氏を「国家安全保障上の脅威」とみなしているという。デニソフ氏はこのあと、商用便でキシニョフからロシア・モスクワへ向かう。
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スプートニク通信を傘下に抱えるメディアグループ「ロシアの今日(ロシア・セヴォードニャ)」のドミトリー・キセリョフ代表は「モルドバ政府の破滅的政策は国家間関係の適切な全ての境界線を超えた」と非難した。
モルドバ公安当局は昨年の特殊軍事作戦開始後、報道統制のためスプートニクのニュースサイトをブロックした。また、3月7日からはスプートニクのラジオ放送も閉鎖された。
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