ドゥドロフ代表は次のように述べている。
「計画では、来年初めにもテレドロイドの最初の実用化モデルが完成します。これはただの模型ではなく、電気機器系統を備えた完成形で、宇宙空間での作業が可能です」
ドゥドロフ代表によると、テレドロイドの設計はすでに終わっており、現在は各パーツを様々な環境下でテストしているという。そのなかには、振動や放射線への耐性テスト、耐熱実験、真空実験などが含まれている。
テレドロイドは早ければ2024~2025年にもISSに打ち上げられる。具体的な日程は、ISSへの補給船のスケジュールや、テレドロイドのオペレーター訓練の進捗状況を考慮して決定される。
初期段階では、「アバター」モードで地上、またはISS船内にいるオペレーターの動きに合わせて操縦される。その後、オペレーターの命令や補助のもと、半自動的にテレドロイドが自ら作業することになる。
15日、有人宇宙船「ソユーズMS-24」が打ち上げられ、ISSとのドッキングに成功した。ソユーズにはロシアのオレグ・コノネンコ氏とニコライ・チュブ氏、米国のローラル・オハラ氏が搭乗。このうちコノネンコ氏は、今回のミッション中に宇宙滞在累積日数が1000日を超える初の地球人になる見込み。
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