同紙によると、装甲車両2699両からアスベスト含有物質が検出された。そこには戦車「チャレンジャー」324両、装甲兵員輸送車「ブルドッグ」765両、装甲戦闘車「ウォーリア」540両が含まれているという。
英国防省は、現在アスベストを早急に除去する計画が実行されていると発表した。これらの車両の大部分は「すでに使用されていない」または「アスベスト含有物質は除去済み」だという。
同省はまた、アスベスト含有物質の存在そのものが健康リスクを引き起こすのではないとし、法定基準を超えるアスベストを含有した車両を操縦できるのは専門家だけだと付け加えた。
英国は今年、ウクライナへの「チャレンジャー2」の引き渡しを開始した。また英国は軍事支援として装甲兵員輸送車「ブルドッグ」やその他の装備品もウクライナ軍に供与している。
英国防省は、ウクライナに引き渡した装備品にアスベストを含有した物質が含まれている可能性があることを否定していない。
これより先、その維持・改修が経済的に見合わないとして、英国防省が過去に「チャレンジャー2」43両を廃棄処分していたことがわかった。
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