ドイツ考古学研究所イスタンブール支部のアンドレアス・シャクナー教授は、知られていない言語で書かれた粘土板文書は、ヒッタイト語で書かれた宗教儀式の粘土板文書の中に「隠されていた」と説明している。
そこに粘土板に刻まれた文字は、ユリウス・マクシミリアン大学ヴュルツブルクの古代言語の専門家、ダニエル・シュヴェマー博士によって解読された。同氏は、この謎の粘土板版文書はヒッタイト帝国北西部にあったカラシュマ国の言語で書かれている可能性があるという結論に達した。カラシュマ国は、現在のトルコのボル県にあったとみられている。
研究チームによると、ヒッタイト語は既知のインド・ヨーロッパ語族の中で最も古く、ギリシャ語、ラテン語、サンスクリット語よりも古い。発掘調査では、大量の粘土板文書が発見され、その大半はヒッタイト語で書かれていたという。
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