西側諸国によるウクライナへの兵器供与

「重すぎる」エイブラムス戦車がウクライナの役に立たない理由を軍事専門家が説明

米政府がウクライナへの供与を計画している米製戦車「エイブラムス」は、秋のぬかるみでは動けないため役に立たない。軍事専門家で退役大佐のアナトリー・マトヴィチュク氏が、通信社Ura.ruのインタビューで語った。
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マトヴィチュク氏は、エイブラムスの重量は60トンを超えると指摘し、「今、ウクライナでは雨が降り、泥濘期が始まる。戦車の荷重比は、このような重い泥の中の移動には適していない」と説明した。
同氏によると、エイブラムスは砂漠で使用するように設計されており、欧州で使用するには重すぎるという。
マトヴィチュク氏はまた、ウクライナ軍に供与されるエイブラムスは反転攻勢には不十分だと指摘した。

「反攻には少なくとも600~700両が必要だが、話題に上っているのは10両、最大で30両だ」

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米国のバイデン大統領は今週、供与を約束しているエイブラムスについて、来週からウクライナに引き渡すと表明した。
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