暗闇のなか赤外線カメラで撮影された投降時の映像には、草むらから恐る恐る出てきた兵士の1人が、明るい色の布のようなものを白旗として掲げている様子が見える。それに続いて別の2人が降参の印として持参した弾薬が詰まった箱を運び出している。
この3人は、投降を望むウクライナ兵向けの無線ホットラインを使い、自ら投降を打診した。この周波数149.200のホットラインは、「ボルガ」のコールサインで7月から運用されている。3人は弾薬の箱を置いた後、無線通信で指定された別の場所へ移動し、ロシア側に投降したという。
ウクライナ兵が「ボルガ」を利用して投降するのはこれが初めてではない。約1週間前にもドネツク人民共和国の戦線で、複数のウクライナ兵がロシア側に投降している。
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