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アルツハイマー病のシグナルとなる新しいバイオマーカーが見つかる

米ピッツバーグ大学の研究者らが研究チームの一員として研究を実施し、寝汗がアルツハイマー病を発症する可能性の高まりと関連しているかもしれないことを発見した。ほてりの頻度が多く、また程度が激しいほど、リスクが高くなるという。SciTechDailyが報じた。
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研究には、45歳から67歳までの248人の女性が参加した。研究チームは、ブレスレットに取り付けられた特別なセンサーを使って、参加者の体温と汗の分泌レベルを追跡した。参加者は一日中ブレスレットを装着した。
結果、強いほてりを経験した女性は、血漿中のアミロイドβタンパク質フラグメントの比率が42/40と低いことがわかった。これは、脳内にタンパク質が異常に蓄積していることを物語っており、アルツハイマー病の発症を引き起こす可能性があるという。寝汗の頻度が高いほど、アミロイド班(老人斑)が発生するリスクが高まる。
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老化を防止する合成タンパク質がつくられる=研究
研究チームは、中年の人は適時に診断を受けて治療を開始するために、このバイオマーカーを考慮に入れるべきだと指摘している。
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