研究には、45歳から67歳までの248人の女性が参加した。研究チームは、ブレスレットに取り付けられた特別なセンサーを使って、参加者の体温と汗の分泌レベルを追跡した。参加者は一日中ブレスレットを装着した。
結果、強いほてりを経験した女性は、血漿中のアミロイドβタンパク質フラグメントの比率が42/40と低いことがわかった。これは、脳内にタンパク質が異常に蓄積していることを物語っており、アルツハイマー病の発症を引き起こす可能性があるという。寝汗の頻度が高いほど、アミロイド班(老人斑)が発生するリスクが高まる。
研究チームは、中年の人は適時に診断を受けて治療を開始するために、このバイオマーカーを考慮に入れるべきだと指摘している。
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