コードネーム「コルテス」の名で呼ばれるロシア兵によると、捕虜を連行し、伏兵の有無を確認するよう命令が下った。コルテスがウクライナ兵へ近寄ると、大けがをしていることが分かった。
負傷兵の状態が悪かったため、ロシア側の部隊は計画していたより前進する必要があった。すると、ウクライナ側は味方の兵士もろとも、救助班に攻撃を始めた。
一旦は負傷兵を置いて撤退せざるを得なかったが、コルテスら救助班は砲撃が終わったあとに戻ってきた。負傷兵は生きており、ロシア側の陣地で保護されたという。
また、子供時代をウクライナで過ごしたというコルテスは、負傷兵の命を救うためにウクライナ語で話しかけ、味方が助けに来たと思わせてついて来るよう説得したという。
関連ニュース