ウクライナでの露特別軍事作戦

露軍、ウクライナ軍のクリミア上陸を阻止=露国防省 ブリャンスク州ではクラスター爆弾も

露国防省は4日、ウクライナ軍の揚陸部隊によるクリミア半島への上陸を阻止したと発表した。また、露各地に飛来したウクライナのドローン計31機を撃墜したとしている。
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国防省によると4日未明、黒海上でクリミア半島西端部のタルハンクト岬に向かって移動するウクライナ軍の揚陸部隊を発見。部隊は高速戦闘艇1隻と水上バイク3艘から成っていた。ロシア空軍の軍用機が出撃し、上陸を阻止した。
ウクライナ軍によるクリミア半島への上陸の試みは初めてではない。8月30日、9月4、10日にも露軍はウクライナの揚陸部隊を黒海で撃退している。
また、同省によると3日から4日にかけての夜、ウクライナと国境を接するロシア西部のベルゴロド、ブリャンスク、クルスクの各州で、計31機のウクライナの無人機(ドローン)を撃墜した。
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このほか、ブリャンスク州のアレクサンドル・ボゴマズ知事は同日、州内4地域でウクライナ軍のクラスター爆弾による砲撃があったと通信アプリ「テレグラム」で発表。住宅などが部分的に損傷したが、これまでのところけが人は確認されていない。
同州では4日にもウクライナ軍によるクラスター爆弾の砲撃を受けている。
米国のジョー・バイデン大統領は7月、ウクライナ政府へクラスター爆弾を供与すると発表した。すでに戦場での使用が確認されており、ウクライナ軍はドネツクをはじめロシア領の住宅地への砲撃を繰り返している。クラスター爆弾をめぐっては、その被害の大きさから2008年には有志国が使用や製造を禁止する条約を締結している。
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