イスラエル・パレスチナの紛争激化

国際社会の注目を繋ぎ留めたい宇大統領、イスラエル訪問に向けて動き出す

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はイスラエル・パレスチナ紛争激化のさなか、「連帯のしるしとして」イスラエル訪問を希望している。米メディア、アクシオがウクライナ政府とイスラエル政府の情報筋を引用して報じた。
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報道によると、ウクライナ大統領府は訪問の調整を求める公式要請をイスラエル首相官邸に送ったという。
この交渉は予備段階で、訪問の日程はまだ決まっていない。現時点でウクライナ大統領府とイスラエルの首相官邸はこの点についてコメントを控えている。
先にゼレンスキー大統領は仏メディア「フランス2」のインタビューに応じた中で、イスラエル情勢の激化は国際社会の注目をウクライナ紛争から「そらす」危険があると述べ、イスラエル情勢は「結果を招くだろう」と懸念を表明していた。
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イスラエル・パレスチナ紛争の激化

10月7日午前、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、イスラエルに対する未曽有の大規模ミサイル攻撃を開始した。イスラエル側は3000発を超えるミサイルが撃ち込まれたとしている。ハマスはイスラエル南部への地上部隊による越境攻撃も行っている。
イスラエルは報復としてガザ地区を空爆。一部ではパレスチナ側とイスラエル軍による地上戦が続いているとみられる。一連の衝突でこれまでに、イスラエル、パレスチナ双方合わせて少なくとも2150人以上が死亡したとされている。
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