ガラント国防相はベンヤミン・ネタニヤフ首相および野党のベニー・ガンツ党首とともに、イスラエルでの緊急政府樹立発表以来、初めて共同声明を発表した。合意に達した結果に基づき、3者全員が軍事管理内閣に入閣し、今後の軍事作戦について決定を下す。
ガラント国防相は現状についてコメントした中で、「ユダヤの民は1945年以来、こうした事態を目にしなかった」と述べた。
また、国防相はテレビ演説で「ハマスは地球上から一掃されるだろう」と警告し、「イスラエルの子供たちが殺されるような状況はあってはならない」と強調した。
イスラエル・パレスチナ紛争の激化
10月7日午前、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、イスラエルに対する未曽有の大規模ミサイル攻撃を開始した。イスラエル側は3000発を超えるミサイルが撃ち込まれたとしている。ハマスはイスラエル南部への地上部隊による越境攻撃も行っている。
イスラエルは報復としてガザ地区を空爆。一部ではパレスチナ側とイスラエル軍による地上戦が続いているとみられる。一連の衝突でこれまでに、イスラエル、パレスチナ双方合わせて少なくとも2150人以上が死亡したとされている。
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