イスラエル・パレスチナの紛争激化

ウクライナとイスラエルの支援で米国防総省が弾薬備蓄の枯渇を懸念=米メディア

米国防総省はウクライナとイスラエルを支援するため、減りつつある弾薬備蓄を拡張しなければならないとの懸念を強めている。米CNNが複数の米軍当局者を引用して報じた。
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報道によると、「2つの別々の戦争でウクライナとイスラエルを支援するために、減少しつつある弾薬供給を拡大する必要がある」との懸念が国防総省内で高まっているという。
現時点で、ウクライナとイスラエルは異なる種類の兵器を必要としている。ウクライナは米国から大量の榴弾を望んでいる一方、イスラエルは精密誘導航空機弾薬に加え、ミサイル防衛システム「アイアン・ドーム」用の迎撃ミサイルを要求している。
しかし仮にイスラエルがガザ地区で地上作戦を開始すれば155mm砲弾やその他の弾薬も必要になるもの、米国とその同盟国による備蓄は18か月に及ぶウクライナ支援で枯渇しているとのこと。
米国は2023年初め、ウクライナに弾薬を送るため、イスラエルの備蓄から数十万発の榴弾を回収していたとCNNは指摘している。
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イスラエル・パレスチナ紛争の激化

10月7日午前、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、イスラエルに対する未曽有の大規模ミサイル攻撃を開始した。イスラエル側は3000発を超えるミサイルが撃ち込まれたとしている。ハマスはイスラエル南部への地上部隊による越境攻撃も行っている。
イスラエルは報復としてガザ地区を空爆。一部ではパレスチナ側とイスラエル軍による地上戦が続いているとみられる。一連の衝突でこれまでに、イスラエル、パレスチナ双方合わせて少なくとも2150人以上が死亡したとされている。
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