露外務省、ロシアに圧力をかけようとする米国を一蹴 「自らを傷つけずに済むとの信念は誤解」

国連総会第一委員会の会合で、ロシア代表団の副代表を務めるコンスタンチン・ボロンツォフ露外務省高官は、米国およびその同盟国が、自国を傷つけることなくロシアに圧力をかけることができると信じていることは危険な誤解だと述べた。
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ボロンツォフ氏によると、現在、国際的な安全保障状況は危険なレベルに達している。
同氏は「西側諸国の過ちにより、核保有国を巻き込んだ深刻な危機が欧州の空間で勃発した」とした上で、「西側諸国からは攻撃的なレトリックが繰り返し聞かれる。このような背景から、ロシア当局者は戦略的リスクの増大というテーマついて何度も言及せざるを得なくなった」と指摘した。
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ボロンツォフ氏の指摘によれば、「これらの発言は、米国とNATOに対して明白に投影された」という。
また、同氏によれば、ウクライナに反ロシアの橋頭堡を築いた米国とNATOの敵対的な拡大は、ロシアの基本的利益を危険にさらした。

「ロシアに『戦略的敗北』を与えることを宣言し、対立をますます深めることで、西側諸国は直接的な軍事衝突の瀬戸際でバランスを保っている」

コンスタンチン・ボロンツォフ
ロシア外務省高官
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ボロンツォフ氏は「このようにして、核保有国間での武力衝突のリスクが生じる。米国およびその同盟国は、いかなる状況においてもエスカレーションを制御し、自国に害を及ぼすことなくロシアに強力な圧力をかけることができると信じているようだ」と強調。「これは、破滅的な結果をはらんだ最も危険な誤解だ」と述べた。
ボロンツォフ氏の指摘によると、これこそが西側諸国に対するモスクワの警告の本質だという。「これは脅しの言葉ではなく、古典的な抑止の論理だ」と同氏は説明した。
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