イスラエル・パレスチナの紛争激化

パレスチナ支持の集会が英国で開催、ユダヤ系住民への暴行件数が急増

英国政府の警告にもかかわらず、パレスチナを支持する数千人規模の集会がロンドンで開催された。スカイニュースが報じた。
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デモ参加者はパレスチナの旗を振り、独立を支持するスローガンを唱えながらロンドン都心を行進した。ロンドン警察は安全確保のため、1000人以上の警察を投入すると発表していた。
同様のデモはマンチェスターやエディンバラなど、他の都市でも起きた。
先にスーラ・フェルナンデス内相は中東紛争の激化を受け、街頭での暴動を鎮圧するよう警察に命じた。英国でイスラム主義組織「ハマス」はテロ組織に指定されており、これを支援したり、そのシンボルを使用したりした場合、刑事責任に問われる可能性がある。
スカイニュースがロンドン警察を引用して報じたところによると、英国では反ユダヤ主義に関連した事件数が大幅に増加したという。2022年には同様の事件が合計14件、犯罪が12件記録されたが、今年は事件が105件、犯罪が75件あったとのこと。こうした中、ロンドンのユダヤ系学校2校が生徒の受け入れを一時的に閉鎖することを決定した。先に政府は国内のユダヤ人学校やシナゴーグの安全を維持するため、300万ポンド(約5億4000万円)を割り当てると報じられていた。ユダヤ人学校の閉鎖はニュージーランドなどでも確認されている。また、ドイツ当局は市民に対し、ユダヤのシンボル着用を避けるよう呼び掛けている。
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