ウクライナ軍は、もはや大規模な機械化部隊を編成して攻撃することはない。それはロシア軍が大砲、多連装ロケットシステム(MLRS)、神風ドローン、対戦車誘導ミサイル、地雷といった「破壊的な『火器の混合』」で即座に迎え撃つためだとライスナー氏は指摘した。
現在、ウクライナ軍は小集団で攻撃を行っているが、これは進軍に非常に時間がかかり、多大な損失を伴うという。
ライスナー氏はまた、ウクライナがロシアの防衛力を無謀にも過小評価していると批判した。
「客観的に、軍事的な観点から見ればウクライナの反攻は完全に失敗した。極めて率直に言えば、これが現実だ」とライスナー氏は述べた。また、ウクライナの作戦目標は数週間以内にアゾフ海へ突破することだったと示唆した。
「主な誤解は、ウクライナが必要な軍事力を欠いていたとしても、作戦目標を達成することができると言われていることだ」と指摘。同氏はその例として、ロシアの航空術が敵より優れていることを想起させた。
ライスナー氏は「また、ウクライナの戦略家たちは、ロシア軍が築いた防衛線の強度と防衛構造の信頼性を完全に過小評価していた」と強調した。
これより前、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ軍の反転攻勢は完全に失敗したが、ウクライナは特定の地域で新たに積極的な攻撃作戦を準備していると語った。
関連ニュース