あいにくの雨にもかかわらず、空港では民族衣装を着て手に花を持った約200人の北朝鮮市民らがロシア代表団を出迎えた。
ラブロフ外相は、北朝鮮政府主催の公式レセプションで、今回の訪問について、両国首脳の合意の実現について話し合う良い機会だと述べた。
「今回の訪問は、ボストーチヌイ宇宙基地で両首脳が達した合意をそれぞれ詳細に検討し、それらの合意の1つ1つが完全に履行され、実現されることを保証するための現実的な行動の概要をまとめる非常に良い機会となる」
またラブロフ外相は、ウクライナ紛争およびロシアへの新地域の編入に関する北朝鮮の支持をロシアは高く評価していると強調した。
「我われは、ウクライナでの特別軍事作戦に関連したロシアの行動に対する皆さんの筋の通った明確な支持、ドネツク人民共和国およびルガンスク人民共和国、ザポロジエ州およびヘルソン州のロシアへの編入承認に関する皆さんの支持を高く評価している」
ラヴロフ外相が訪朝する数週間前には、北朝鮮の最高指導者・金正恩氏がロシア極東を訪問し、ロシアのボストーチヌイ宇宙基地でプーチン露大統領と会談した。
ラブロフ外相の訪朝は2018年5月以来、5年ぶり。その前には2009年と2004年にも北朝鮮を訪れている。
関連記事