イスラエル・パレスチナの紛争激化

イスラエルがガザの教会を空爆で破壊、「許されぬ戦争犯罪」=エルサレム総主教庁

イスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区のギリシャ正教会を空爆し、これにより多数の民間人が死亡した。エルサレム正教会の司教であるティベリアのアレクシオス大司教がギリシャ公共テレビERTの取材で明かした。この攻撃を受けエルサレム総主教庁は声明で、ガザ地区の人道支援機関に対するイスラエルの空爆を非難し、「許されない戦争犯罪」にあたると指摘した。
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19日夕方、ガザ地区の聖ポルフィリオス教会がイスラエル軍の爆撃で破壊された。
教会内にいたアレクシオス大司教によると、イスラエル軍のミサイルは事務所や修道院の入り口に命中し、建物全体が崩壊したという。
ERTによると、教会内には多くの信者が避難しており、そのほとんどが子供と女性だったとのこと。空爆された教会の修道院には常時、400人以上が暮らしていた模様。大司教は生き埋めになった信者らを掘り起こすため、ブルドーザーの手配を要請している。
ポータルサイト「ナフテンポリキ」によると、瓦礫の下には数十人が取り残され、圧死した可能性が高いという。
エルサレム正教総主教庁は声明の中で、ガザの教会に対するイスラエルの空爆に最も強い非難を表明した。教会とその施設、そして罪のない国民、特に過去13日間にわたる住宅地への空爆により家を失った子供や女性を守るために提供された避難所に対するイスラエルの攻撃は戦争犯罪であり、無視してはならないと記している。
ガザの聖ポルフィリオス教会はギリシャ正教会に属している。この地域で最も古い教会の1つで、5世紀初頭に建てられた。
ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相は10月12日、コンスタンティノープルのバルソロメ総主教と会談し、ガザ地区の教会をイスラエル軍の攻撃から守るため、イスラエル側と連絡を取っていると述べた。
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