面積で見る世界最大の国と最小の国

面積で世界最大の国はロシアである。その領土は地球上の陸地総面積の8分の1を占めている。しかし、面積では61位に過ぎない日本も、人口ではロシアに迫っており、日本列島の住民の誇りとなっている。
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世界最大の面積の国

ロシアは世界最大の面積の国である。ロシア連邦の領土はウラル山脈から極東の最果てまで広大に広がっており、総面積は1700万平方キロメートルを超える。これは人類が居住する世界総面積の12.5パーセント(%)以上である。ロシアはヨーロッパの東部とアジアの北部に位置し、18か国と国境を接しており、これも世界第1位だ。
ロシアは南部の温暖な地域から北部の寒冷な極地砂漠まであり、平原、山岳、森林、ツンドラ、北極、湖など、さまざまなタイプの地形がある。ロシアの各地域は、気候も地形もそれぞれ独自の特徴を持っている。そのため、ロシアには独特の生物多様性が存在し、多種多様な動植物が生息している。
ロシア、ムルマンスク地方のオーロラ
ロシアは天然資源が非常に豊富で、その領土には世界の天然資源の40%近くが存在する。天然ガス、鉄鉱石、石炭、アスベスト、亜鉛、その他の鉱物の確認埋蔵量でロシアは世界第1位であり、世界で最も影響力のある重要な国のひとつである。

世界で面積が大きい国ランキング

2023年のデータによると、世界最大面積の国はロシアで、その領土は1720万平方キロメートルである。 しかし、人口数で世界ランキングをみると、ロシアはインド、中国、アメリカ、インドネシア、パキスタン、ブラジル、ナイジェリア、バングラデシュに次いで9番目に位置している。この世界人口ランキングでは、日本はロシアとほぼ僅差で、メキシコに次ぐ11位に位置している。
また、面積の広い国の上位5カ国は、ロシアに続いてカナダが998万5千平方キロメートル。アメリカは3位(982万7000平方キロメートル)で、中国(959万7000平方キロメートル)、ブラジル(851万5000平方キロメートル)と続く。
ランキング6位のオーストラリアは、面積774万1千平方キロメートルで十分に広大な領土をもつ国といえる。世界最大の人口を抱えるインドは7位で、面積は328万7千平方キロメートル。その領土内に14億人を超える人々が暮らしている。続いて面積が大きい国は、アルゼンチン、カザフスタン、アルジェリアで、それぞれの面積は 278万平方キロメートル、272万5000平方キロメートル、238万1700 平方キロメートルである。
1.
ロシア
2.
カナダ
3.
アメリカ合衆国(米国)
4.
中華人民共和国(中国)
5.
ブラジル
6.
オーストラリア
7.
インド
8.
アルゼンチン
9.
カザフスタン
10.
アルジェリア

日本の順位は?

1 / 3

日本

2 / 3

新倉山浅間公園・忠霊塔

3 / 3

夕暮れの棚田

日本の領土はロシアの約45分の1、中国の約26分の1であり、面積は37万平方キロメートルで、200カ国以上のなかで61位に位置している。日本と面積が近い国、ドイツ(35万7021平方キロメートル)、フィンランド(33万8500平方キロメートル)、フィリピン(30万平方キロメートル)、その他の多くの国を上回っている。
日本の面積の97%は北海道、本州、九州、四国の4つの島で構成されている。残りの3%は、東シナ海、日本海、オホーツク海に点在する数千の小さな島々である。そのなかには無人島も多く含まれている。人が住んでいる島々は、膨大な数の橋やトンネルで結ばれ、ばらばらに散らばった陸地をひとつにまとめている。

世界の面積の小さい国ランキング

地球上には、大きな国家だけでなく、世界地図で目視しにくい、いわゆる「ミニ国家」も存在する。世界一小さい国、バチカン市国の面積がわずか0.44平方キロメートルであることを考慮すれば、驚くほどの事もない。モナコは2.02平方キロメートルとわずかに大きく。ナウルは21.3平方キロメートル、ツバルは26平方キロメートルである。ミニ国家トップ5の最後を飾るのは、面積61平方キロメートルのサンマリノである。
1.
バチカン
2.
モナコ
3.
ナウル
4.
ツバル
5.
サンマリノ
6.
リヒテンシュタイン
7.
マーシャル
8.
クック諸島
9.
ニウエ
10.
セントクリストファー・ネービス
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