イスラエル・パレスチナの紛争激化

米政府による中東メディアへの圧力は検閲=露外務省報道官

アントニー・ブリンケン米国務長官はパレスチナ・イスラエル紛争に関する中東アルジャジーラTVの報道に影響を与えるようカタール当局に要請したが、これは検閲の表れに他ならない。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官が自身のテレグラム・チャンネルで指摘した。
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アクシオス通信によると、ブリンケン国務長官はカタール首相に対し、アルジャジーラの「レトリックを和らげさせる」要請をしたという。
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ザハロワ報道官は投稿の中で、「検閲も法律で禁止されているが、我々が見るところ、これはブリンケンにとって問題ではないようだ」と指摘した。
アクシオス通信によると、ブリンケン国務長官はハマスによるイスラエル攻撃後、カタール政府にそうした要請を行ったという。その後、国務長官は23日、米国内のユダヤ人コミュニティ指導部に対し、カタール政府経由で圧力行使したことを連絡したという。米政府はアルジャジーラの「曖昧な解釈」により、イスラエルとハマス間の紛争がさらに大きな展開を迎える可能性を懸念している模様。
アルジャジーラは自己資金で運営していると表明しているものの、カタール政府から直接資金提供を受けているとされる。
先にイスラエル政府はアルジャジーラがハマスによる「プロパガンダのスピーカー」になっていると非難していた。
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イスラエル・パレスチナ紛争の激化

10月7日、ガザ地区を実効支配するイスラム組織・ハマスはイスラエル南部と中部に向けて突如ミサイル攻撃を行い、一部の地上部隊がイスラエル側に越境攻撃した。ハマスの奇襲攻撃を受け、イスラエル軍はガザ地区への空爆などの報復作戦を開始。第四次中東戦争以来50年ぶりとなる正式な「戦争状態」への移行を宣言した。これまでに双方の死者は合わせて6400人を超えた。
ハマスの奇襲後、イスラエル軍は30万人の予備役を動員。また、議会では与野党が戦時下での挙国一致内閣を樹立させた。米国からの弾薬支援も受けるなど、本格的な地上作戦を準備しているとされる。
イスラエルのガラント国防相はこれまでに「ハマスは地球上から一掃される」と徹底的な報復を予告。イスラエル外務省も「ガザ地区で戦略的目標をすべて達成するまで軍事作戦を継続する」と妥協を一切許さない強硬姿勢を示している。
ロシアは双方に即時停戦と交渉の再開を呼び掛けている。ウラジーミル・プーチン大統領はこれまでに、紛争を解決するためには、パレスチナの独立主権国家樹立に関する国連安全保障理事会の決定を履行する必要があるとの考えを示している。
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