ネタニヤフ首相は、30日の会見で「停戦に関するイスラエルの立場を明確にしたい。米国が真珠湾攻撃や9.11の後に停戦に同意しなかったように、イスラエルも10月7日の恐ろしい攻撃の後にハマスに対する軍事行動を停止することには同意しない」とし、「停戦への呼びかけは、ハマス、テロ、蛮行に屈することを意味する。そんなことは起こらないだろう」と語った。
米国もガザでの停戦に反対
一方、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官もまた30日、米国はガザ地区での停戦に反対すると表明。停戦という動きはハマスに「利益をもたらす」ためだと述べた。
カービー氏は、記者団に対し「我々は現時点で停戦が正しい解決策だとは思っていない。我々の見解では、停戦はハマスに利益をもたらすだろう」と話した。
米当局によれば、ガザでの停戦により「恩恵を受けるのはハマスだけ」であり、このため米国は戦闘行為の停止を「支持しない」とカービー氏は強調した。
米国務省のマシュー・ミラー報道官は23日の定例会見で、ハマスが停戦を利用してイスラエルへの攻撃を継続することへの懸念から、米政府はイスラエルとガザ地区との停戦案についてはその意味を考える必要があると述べていた。
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