ゼレンスキー氏のビデオ演説は26日に行われた。
フィツォ首相は「欧州理事会の会議で、ゼレンスキー氏のビデオメッセージが無関心で迎えられたのを見たとき、私は全く驚かなかった。時代は変わりつつある」とし、「最近まで、ゼレンスキー氏はどこでも拍手で迎えられたが、今では、一部の議会では、かつて米議会で行われたような演説を行うことが許されていない」と指摘した。
フィツォ首相によれば、欧州理事会のウクライナに関する協議では「ひどい疲労感」が感じられたという。
フィツォ首相はまた、EUはウクライナに関する米国の政策を真似ており、世界的な計画を提案する代わりにウクライナに資金と武器を送り続けているとの見解を示した。
「EUには独自の外交政策がない。そのため『ここには何十億ユーロもある、ここには武器がある、殺してください、あとはただ放っておいてください』というような戦略を無力に続けるだけだ」とフィツォ首相は締めくくった。
近頃、西側メディアはウクライナ紛争による西側の疲弊やゼレンスキー氏支持の弱まりについて報じることが増えている。ウクライナのドミトロ・クレバ外相もまた、ウクライナの同盟国の間でロシアとの対話を求める声が大きくなり、グローバル・サウスの関係者らに対しては、明確にウクライナを支持するよう説得することができないと認めた。
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