【13日のニュース】ガザ脱出のロシア人、心境を明かす 米サンフランシスコ、APECで厳戒態勢

世界では毎日様々な出来事が起こっている。ここでは今日の国際ニュースをダイジェストでお届けする。
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ガザ脱出のロシア人が語る

イスラエルの攻撃が続くパレスチナ・ガザ地区から脱出したロシア人避難民らがスプートニクからの取材に答えた。避難所生活で何を考えていたか、出国が叶い、今どんな心境かを語ってくれた。
ロシアは12日、ガザ地区からラファ検問所を抜けてエジプトに避難したロシア人らを、カイロにある一時救護所に移送する作戦を開始。避難民には現場で医療支援、心のケアが施され、水と食料があてがわれている。

米軍、シリア領内攻撃

オースティン国防長官
米軍は、中東における米軍への砲撃に対抗して、シリア東部のイラン・イスラム革命防衛隊と親イラン派の施設2カ所を空爆した。米国のロイド・オースティン国防長官が12日の声明で明らかにした。
攻撃目標となったのは、反米軍が秘密裏に活動していたとみられる、アブ・ケマルおよびマヤディーン地域の訓練施設や建物。
米国は、イランなどがイラク、シリアの米軍と軍事基地を50回近く攻撃したと非難。3度目の報復攻撃を実施している。イランはこれらの攻撃への関与を否定している。

イラク民兵組織も米基地攻撃

イラクの武装組織「イラク・イスラム・レジスタンス」は、シリア南東部の米軍基地に対しドローン攻撃を行ったと発表した。13日、シリアのラジオ局「ShamFM」が伝えた。
米軍は2011年のシリア内戦開始以降、反体制派を支援。現在もシリア政府の同意なしにデリゾール、ハサカ、ラッカなど東部、東北部に軍を違法駐留させている。この地域は石油の生産地となっており、シリア政府は「石油の略奪が目的だ」と非難している。

ポーランド、ベラルーシ国境に戦車部隊配備

ペスコフ報道官
ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官は13日、ポーランドがベラルーシ国境から約25キロのシェミャティチェに新たな戦車大隊を配備する計画に懸念を表明した。

「間違いなく緊張激化の一歩となる。ベラルーシは何をすべきか知っていて、安全保障のために必要な措置をとるだろう」

ドミトリー・ペスコフ
露大統領報道官
シェミャティチェと両国国境の位置関係

サンフランシスコ、APEC前に厳戒態勢

14日から始まるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)のサミットを控えた米サンフランシスコでは、厳戒態勢がしかれている。
サミットへの抗議とパレスチナ・ガザ地区をめぐる反戦運動が一体となったデモ行進で、道路では渋滞が。一部はサミット会場から200メートルの範囲まで迫ったというが、今のところは大きな混乱はないようだ。
一方、警察は衝突やテロなど不測の事態に備え、治安対策を強化。道路を封鎖しバリケードを設置するなどしている。
今回のAPEC首脳会談に合わせて15日にはバイデン米大統領と中国の習近平国家主席との首脳会談が予定されている。また、岸田首相と習主席との日中首脳会談も16日の実施に向け調整が進んでいる。ロシアの代表団はオベルチュク副首相が率いる。
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