国連安保理の問題は西側諸国の数が多すぎることにある=ラブロフ露外相

ロシアのラブロフ外相は、RTの独占インタビューで、国連安全保障理事会について、多極化が進み、新たな政治的影響力の中心地が出現しているにもかかわらず、西側諸国の数が多すぎるため、改革が必要だと語った。
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その他のラブロフ外相の発言

10月7日に(イスラエルとパレスチナの)紛争が始まったとき、ロシアはハマスの行動を非難したが、国際人道法に従った慎重に吟味した対応を求めた。
現在重要なのは停戦だが、歴史的文脈におけるパレスチナ国家の樹立が不可欠だ。
イラン、レバノンまたはヒズボラは、イスラエル・パレスチナ紛争が地域全体に広がることを望んでいない。
ロシアは常にイスラエルとその周辺のアラブ諸国と良好な関係を維持し、国連決議に基づく紛争の平和的解決において役割を果たしてきた。
安全保障の問題がイスラエルにとって重要であることを我われは理解しており、地図を見ればすぐにわかる。一方、ロシアは常にイスラエルとの二国間のやり取りで、パレスチナ人を犠牲にして自国の安全保障を確保してはならないと強調してきた(10月7日に紛争が始まったとき、ロシアはハマスの行動を非難したが、国際人道法に従った慎重に吟味した対応を求めた)。
グローバル・サウス諸国は、西側諸国が今後も自国の利益のために地球上のあらゆる出来事の結果に影響を及ぼすのを許すことはできない。
世界は多極化している。 特に、例えば中国、インド、イラン、ペルシャ湾岸諸国、ラテンアメリカ諸国など、新たな経済的、政治的、軍事的勢力の中心地が出現している。
米国は、すべての国が従わなければならないルールを考案した。しかし、それはまさにこれらのルールが米国の利益にかなっている間の話であり、どこかの国が米国の影響力や能力に挑戦的な態度をとるとルールは即座に変更される。
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