イスラエル・パレスチナの紛争激化

【20日のニュース】イスラエルとハマス人質解放で進展、アルゼンチン大統領選でハビエル・ミレイ氏当選

世界では毎日様々な出来事が起こっている。ここでは今日の国際ニュースをダイジェストでお届けする。
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イスラエル・パレスチナ紛争

インドネシア病院への砲撃

イスラエル軍砲兵部隊は、ガザ地区北部にあるインドネシア病院に対して集中砲撃を行っている。衛星テレビ局のアルジャジーラが報じた。

アルジャジーラによると、大規模な砲撃により、病院の患者や避難民の多くが負傷した。

また、病院の中庭で砲弾が爆発し、少なくとも医療従事者1人が負傷した。

さらに、病院の敷地から出ようとする人にイスラエル軍は見境なく発砲しているという。イスラエル軍は病院の敷地を襲撃する準備をしているとみられている。

人質解放をめぐる問題

イスラエルとハマスはカタールの仲介により、ガザ地区で拘束されている人質の解放をめぐる問題で進展を得た。イスラエルのニュースサイト「Ynet」が報じた。
Ynetはカタールの仲介者らを引用し、ハマスは5日間の停戦、イスラエルで収監されているパレスチナ人の子どもや女性150人の釈放、ガザ地区への燃料搬入と引き換えに、第1段階として50人の人質を解放する用意があると表明したと伝えている。
またYnetによると、ハマス側はすべての人質の居場所を把握しておらず、停戦期間中にガザ地区で人質を発見できた場合、解放する人質の数を増やす用意があることを明らかにしたという。

ガザ地区向け人道支援

ロシア非常事態省は、ガザ地区の住民のためにさらに27トンの人道支援物資を輸送する。ロシアの輸送機「イリューシン76」が、ロシア南部ダゲスタン共和国の首都マハチカラからエジプトに向かった。非常事態省が発表した。
ガザ地区の住民に対する人道支援は、今回で7回目。

アルゼンチン新大統領

南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでは、19日のアルゼンチン大統領選挙でハビエル・ミレイ氏が勝利したのを祝うために数百人が街頭に繰り出した。
ミレイ氏は、まず次のように約束した。

「私たちの公約は、民主主義、自由貿易、平和であり、私たちは自由世界のすべての国と協力する」

ミレイ氏は選挙期間中、経済のドル化、教育などの分野における民営化、米国およびイスラエルを支持して中国、ブラジル、ロシアとの協力を拒否するなど、過激な主張を唱えた。また、アルゼンチンのBRICS加盟にも反対していた。
アナリストのクリスチャン・ラメサ氏はスプートニクに対し、アルゼンチン大統領選でのミレイ氏氏の勝利は、政治家全体に対する国民の疲労感と、「政治面でのアルゼンチン社会の著しい未熟さ」を示していると語った。
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