COP28 低出力原子力発電所はエネルギーの信頼できる未来

ロシア国営原子力企業ロスアトムは、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)の場で、「低出力原子力発電所の日」を開催し、低出力原発の開発の見通しについて議論した。
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「原子力エネルギーが必ずや私たちみんなが目指す低炭素バランスの基盤となることを確信している。そして小規模な原子力発電は、信頼できる技術的解決策の1つとして、将来の原子力エネルギー経済において正当な地位を占めるだろう」

アレクセイ・リハチョフ
ロスアトムのアレクセイ・リハチョフCEO(最高経営責任者)
同イベントでは、気候目標を達成し、低炭素未来を実現するための技術的解決策がラゆる方向から提示された。 世界では70件以上の小型モジュール型原子炉プロジェクトが設計段階にある。ロスアトムは、言葉を行動に移した唯一のテクノロジー企業。

「現在、サハ共和国とチュクチ自治管区でプロジェクトを実施する中で、我われは低出力原子力発電所の経済効率と信頼性を証明するという課題を自らに課した」

キリル・コマロフ氏
ロスアトムの開発・国際事業部門の責任者
サハ共和国にあるユニークな低出力原子力発電所は、地域の発展に弾みを与えることを目的としており、北極の繊細で壊れやすい生態系に配慮して建設されている。サハ共和国における地上用低出力原発は、2028年までに運転を開始する予定。
「低出力原子力発電所の日」のパネルディスカッションには、世界原子力協会のサマ・ビルバオ・イ・レオン事務局長や各国の関連省庁の高官及びエネルギー企業の代表者なども参加した。
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