西側諸国によるウクライナへの兵器供与

【視点】破壊された米製戦車エイブラムスを調査することでロシアは何を得ることができるのか

ロシア国防省は20日、アブデーフカ方面で破壊され、放置されていたウクライナ軍の米製戦車エイブラムスの内部をロシア特殊部隊の兵士が撮影した映像を公開した。軍事評論家のアレクセイ ・レオンコフ氏は、有名な米主力戦車エイブラムスをより詳細に調査することでロシアは何を得ることができるかについてスプートニクに語った。
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「私たちはこの戦車の車体、砲塔、これらすべてのシステムを調査することができる。脆弱な場所を特定することができる。射撃統制システムや武器がどのようにして発砲を可能にしているのかを理解することができる。すなわち、これらすべての機械的な詳細を明らかにすることができる。そしてもちろん、その脆弱な場所を特定して、あらゆる種類の対戦車兵器を用いて戦車を破壊できるように必要な修正を行う」
アレクセイ ・レオンコフ氏
軍事評論家
レオンコフ氏は、取得したパラメーターを使って仮想空間に #戦車 の「デジタルツイン」をつくり出し、「後にこの情報を例えばロシアの諜報システムに入力」して、戦場で戦車を自動的に検出するために使用することが可能だと説明した。
「あやゆる戦車、あらゆる戦利品が常に調査されている。私は、この戦車は遅かれ早かれ演習場に運ばれて、そこでロシアの主力戦車用の新しい武器や対戦車砲のテストが行われると考えている。この戦車はそれ以外に何の役にも立たないため、格好の標的となるだろう」
アレクセイ ・レオンコフ氏
軍事評論家
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