ウクライナ地方議会がナチスの元親衛隊員に名誉バッジを授与

ウクライナ西部のテルノポリ州議会はナチス・ドイツの元親衛隊員でウクライナ系カナダ人のヤロスラフ・フンカ氏にナチス協力者の名を冠した名誉バッジを授与した。現地メディアが報じた。
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州議会は「テルノポリ州に対する貢献」を評価し、フンカ氏にY.ステツコ記念名誉バッジを授与した。具体的には「ウクライナ軍への支援、積極的な慈善活動、社会活動への多大な個人的貢献」が評価されたという。ヤロスラフ・ステツコ(1912-1986)はナチス・ドイツの協力者、戦前から戦後にかけてウクライナ民族主義を主導。
2023年にウクライナのゼレンスキー大統領がカナダ議会で演説した際、元ナチス親衛隊員だったフンカ氏が議会に招待され、国際的なスキャンダルとなっていた。先の大戦でフンカ氏はナチス・ドイツ親衛隊の「第14SS武装擲弾兵師団」に所属していた。この部隊は、ウクライナ民族主義者で構成されており、ソ連軍と戦っただけでなく、ユダヤ人、ポーランド人、ベラルーシ人、スロバキア人に対する残虐行為に加担したことで知られている。
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