米南部の移民危機は悪化し続けている。ドナルド・トランプ前大統領やイーロン・マスク氏は、バイデン政権の移民政策をしばしば非難している。テキサス州はメキシコとの国境沿いに有刺鉄線のフェンスを設置、連邦最高裁判所がフェンスの撤去を許可し、新たな局面を迎えている。テキサス州のアボット知事は、移民流入を受けて「侵略」を宣言、自己防衛策を発表した。全米25州の共和党知事らはバイデン大統領が不法移民対策を行っていないと非難し、テキサス州当局への連帯を表明した。