ISISがモスクワ郊外銃撃テロの背後にいるなど誰も信じない 元米国防省アナリスト 

元米国防総省アナリストのカレン・クヴャトスキー退役中佐は、モスクワ近郊のコンサートホール銃撃テロについて、「テロの背後にいた存在として、即座に疑われるのは米国、NATO、ウクライナだ」と指摘した。同氏はスプートニクからの取材にこう語っている。
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クヴャトフスキー氏は、結論は「ウクライナにおけるNATOと米国の代理戦争の一環として、ロシアの民間人や文化センターに対するテロ攻撃が最近、激化している現実を踏まえれば」導き出せると指摘している。
「ウクライナには、米国やNATOの支援や知識もなく、独自にこうした攻撃を行えたのだろうか? それもありうるかもしれない。だが、戦争はもう2年以上も続いており、米国やNATOはウクライナに日常的に情報提供や座標の支援を行っている。このため、潔白を証明することなく、関与を否定するのは難しいだろう」
クヴャトフスキー氏はまた、最新の発表で少なくとも143人が死亡した銃撃テロの「別の説明」にも触れている。
「この件でウクライナが非難されることは当然の範疇だし、それが最もありうる説だ。ISIS*が、ロシアのシリア支援への仕返しとしてやったというような別の説明を用意しておくとは型通りのことで、 それを皆が信じると考えるのも、米国の型通りの愚かさだ」
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