ウクライナ保安庁・マリュク長官を「不在逮捕」=モスクワ裁判所

露モスクワの裁判所は26日、ロシアやウクライナの政治家や著名人らを標的としたテロに関与したとして、ウクライナ保安庁長官のワシリー・マリュク容疑者を「不在逮捕」し、2ヶ月間の勾留を認める決定をした。
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「不在逮捕」は容疑者が国際手配中で外国に逃亡中の際にとられる手続き。将来的にロシア側に身柄が渡った場合、2ヶ月間の勾留期間の効力が生じる。裁判所によると、今回の逮捕はモスクワ郊外のコンサートホールで22日に起こったテロとは無関係。
マリュク容疑者はこのごろ公開されたウクライナメディアのインタビューで、昨年4月にサンクトペテルブルクで起きた露戦場記者ウラドレン・タタルスキー氏爆殺テロや、同年12月のモスクワ郊外での元ウクライナ最高議会議員イリヤ・キワ氏殺害事件など、数々のテロ事件の詳細を語り、関与を仄めかした。一方でウクライナ保安庁は公式には犯行を認めていない。
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