アサンジ氏身柄、米国への即時引き渡し認めず=英裁判所

内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジ氏の米国への身柄引き渡しをめぐり、英ロンドンの裁判所は26日、アサンジ氏が求めていた追加の不服申立てを認める決定をした。
この記事をSputnikで読む
これにより、アサンジ氏の身柄が即時に米側に移送されることはなくなった。裁判所は引き渡しを求めていた米政府側に、言論の自由を定めた米憲法規定に則って「アサンジ氏に対する死刑判決が出ない保証を出すために3週間を与える」などとしている。
次期審理は5月20日に行われる。 アサンジ氏は内部告発サイト「ウィキリークス」を創立し、イラクでの米軍による民間人虐殺などを暴いた。米国は機密情報を流出させたなどとして、アサンジ氏を指名手配している。
アサンジ氏は約7年間、英ロンドンのエクアドル大使館に身を寄せていたが、2019年に英警察に逮捕された。その後はロンドンのベルマーシュ刑務所に収監されている。
アサンジ氏には米国では18件の容疑がかかっており、身柄引き渡しが実現すれば、175年の禁固刑に処せられる可能性がある。
コメント