「捜査が進行中であることから、我々がまだ1つの言説を述べる機会がないのであれば、米国が唯一の言説を述べることに踏み切るのは、もちろん、少なくとも奇妙なことである。これはもちろん、少なくとも彼らが何かから注意をそらしたいと考えていることを示唆している」
またペスコフ氏は、テロ攻撃についてまだ正式な言説は示されていないが、ロシアの特殊機関は一つの根拠のある言説を決定すべく取り組んでいるとし、テロ攻撃に関して特殊機関と捜査が最終的な結論に達するまで忍耐強く待つ必要があると指摘した。
22日にモスクワ郊外で発生したテロ攻撃の直後、西側諸国はこの攻撃にISISが関与していると発言した。西側諸国の政府は、ウクライナとこの悲劇とのいかなる関係をも否定した。
プーチン大統領は、これまでに「テロはイスラム過激派の手で実行された」と述べているが、犯人らが犯行後にウクライナへ逃亡を図ったことを指摘。「イスラム過激派が果たして本当にロシア攻撃を決意したのかどうか、我々は理解する必要がある」と捜査の必要性を強調した。