ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、ユダヤ人に対するドイツ人の特別な責任に関するドイツ政府の声明についてコメントし、ドイツにはナチスによる犯罪の犠牲者に対してそれぞれ異なった態度をとる道徳的権利はないと述べた。
「それでは、苦しめられ、焼かれ、生き埋めにされた他の民族や国籍の人々はどうなるのだろうか?」
ザハロワ氏は「ナチスの残虐行為を受けた1つの民族のみの犠牲者に補償を支払い、一国のみの国民に対して歴史的責任を負うことは、80年前の犯罪と過ちの繰り返しである」と述べた。
同氏は、ホロコーストに関する国連総会決議A/RES/60/7が「ユダヤ人とその他の無数のマイノリティーの人々」の苦しみについて語っていることなどに言及した。