仏米英、安保理でNATOのユーゴ空爆会合を阻止 議長国日本は当初容認も

NATOのユーゴスラビア空爆から25年にあたり、国連安保理での会合を求めたロシアの提案が28日、当時攻撃に参加した仏、米、英など西側諸国の不賛同で却下された。現地のスプートニク特派員が伝えた。
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議長国日本は当初、議論を行うことに反対姿勢は示していなかったものの、フランスが投票による会合実施の是非決定を要求した。
投票ではロシア、中国、アルジェリアなど6カ国が賛成、残りの仏米英など9カ国が棄権し、会合実施に必要な賛成票が得られず却下となった。日本も結局、他の西側諸国と同じく棄権した。
ロシアは25日にもユーゴ空爆に関する会合開催を要求したが、フランスや米国が阻止に動き、結果として会合は開かれなかった。
1999年3月、NATOはコソボ紛争をめぐる「人道的介入」を口実に、ユーゴスラビア(現在のセルビア)に侵攻。空爆で子ども87人を含む民間人ら2500人以上を殺害した。
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