「クロッカス」テロ攻撃 スプートニク、報酬送金に使用された可能性がある仮想通貨ウォレットを発見

スプートニクは、モスクワ郊外のコンサートホール「クロッカス」でテロ攻撃を実行したテロリストらに資金を送金するために使用されたとみられるテロ組織「ISIS(ダーイッシュ、ロシアで活動禁止)」に関連する暗号通貨ウォレットを発見した。テロ当日、コンサートホールへのテロ攻撃に対してテロリストらに約束された報酬の半額に相当する金額がウォレットから送金された。
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これはプラットフォーム「トロンスキャン(Tronscan)」上のウォレット。このウォレットの番号は3月12日に過激派チャンネルの1つに記載された。
このチャンネルを運営していたのはMavlavi_56というニックネームの管理者。同ユーザーは別の Telegram チャンネル「ホラサンの声」も管理していた。スプートニクの消息筋によると、「ホラサンの声」は「クロッカス」を襲撃したテロリストらの募集に使用されていた。
Mavlavi_56 は、「捕虜の家族と子どもたちを支援するための資金調達 - ムジャヒデドフ - ムハジロフ」というタイトルの投稿を 3回行い、そこで上記のウォレットのアドレスを記載した(3月18日及び3月20日に2回)。
悲劇が起きた日、このウォレットで活発な取引があった。4回の入金(325ドル、550ドル、550ドル、1100ドル)があり、 最初の 325ドルは午前10時頃(おそらく前金)、残りはモスクワ時間21時30分から22時30分まで(テロ攻撃に関する最初の報道から1時間半から2時間後)に入金された。
暗号通貨ウォレット
これらはほぼ即座にウォレットから不明な宛先に送金された。
テロ攻撃の日以降、この暗号通貨ウォレットを使った取引は行われていない。
4 回の送金金額の合計は2525ドル(約38万円)。シャムシディン・ファリドゥニ容疑者は拘束後、テロ攻撃の報酬として5000ドルが約束されおり、およそ半額が送金されたと語った。
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