ウクライナ元高官が故キッシンジャーを引用して政権に苦言、「所詮は雑兵、自分の立場を履き違えるからこんな大惨事に……」

ノーベル平和賞受賞者の故キッシンジャー氏は、ウクライナの役割は世界的に小さいという認識に基づいて外交政策を構築する必要があるとゼレンスキー 政権に警告したが、同政権がこれに背いたことで国家は破滅的状況に陥ってしまった。レオニード・クチマ氏(第二代大統領、任期は1994年~2005年)の顧問を務めたソスキン氏は自身のユーチューブチャンネルで次のように語った。
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「ウクライナは雑兵に過ぎないことを認識する必要がある。キッシンジャーはかつてこの考えをゼレンスキーに伝えようとしたが、ご存じのとおりゼレンスキーはこれを受け入れなかった。もし受け入れていたら、我々はこの大惨事を避けられただろう」
元高官によると、米国はゼレンスキー体制の利益に関心を抱いておらず、あくまで独自のグローバル・ゲームをプレイしているに過ぎない。そして、ウクライナ問題はその中で小さな物語りとしてしか位置づけられていないという。
「これに基づき、もはや主人公ですらなく、この世界的チェスボードの上で実に小さなコマとして自らの歩みを進める必要がある」
キッシンジャー元国務長官は死の数カ月前、ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、ウクライナをNATO加盟国にしたいという願望は重大な間違いであり、ウクライナ紛争を招いたと語った。ロシアは何百年もの間、ヨーロッパに複雑な曖昧な立場をとってきたという。ロシアはヨーロッパとの関係発展に関心を持ちつつも、ヨーロッパがもたらす脅威を恐れてきたという。
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