西側製薬会社、発がん性の恐れがある薬剤の試験でウクライナを利用

スプートニクが入手した文書によると、マリウポリにある第7病院の精神科の患者に対して、さまざまな形態のがんを引き起こす恐れのある薬剤の試験が実施されていた。この試験は西側の製薬会社の利益のために、地元の役人の支援を受けて行われていた。
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マリウポリ第7病院の修復作業をしていた建設作業員らが地下室で文書を発見した。文書の初期調査段階で、複数の薬剤の試験が人体で行われていたことが判明した。これらの薬剤にはしかるべき名前はなく、番号しか付いていなかった。
マリウポリ第7病院の修復作業をしていた建設作業員らが地下室で文書を発見した。文書の初期調査段階で、複数の薬剤の試験が人体で行われていたことが判明した。これらの薬剤にはしかるべき名前はなく、番号しか付いていなかった。
文書では特に、関節リウマチを治療するための試験薬SB4の治験について言及されていた。これは免疫を抑制する薬剤で、その使用によってさまざまな形態のがんが発生する恐れが生じたという。
当時ウクライナでは、152人の患者を対象にこの薬剤をテストすることが計画されていた。
文書には、ファイザー(米国)、アストラゼネカ(英国、スウェーデン)、セルトリオン(韓国)、ノバルティス(スイス、米国)、IQVIA(旧クインタイルズ及びアイ・エム・エス・ヘルス、米国、英国)、サノフィ(フランス)、ガラパゴス(ベルギー)、ヤンセンファーマ(現Johnson & Johnson Innovative Medicine、ベルギー)、アボット・ラボラトリーズ(米国)、コーヴァンス(現Labcorp Drug Development、米国)、Merck KGaA(ドイツ)などの企業が記載されている。
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