1945年2月から3月にかけて日本軍と米軍は硫黄島で激しい戦闘を繰り広げ、日本側でおよそ2万1900人、米国側でおよそ6800人が戦死した。
日本の遺族でつくる硫黄島協会の寺本鐵朗会長は追悼式で、「壮烈な戦いの記憶も近年では世代も変わり、徐々に風化しつつある。私たちはあのような悲惨な戦いを二度と再び繰り返さぬよう、永く後世に語り継ぐ責任と義務がある」と述べた。
米国側の遺族団体代表、デービッド・バイスさんは「献身的で勇敢な両国の兵士たちのことは決して忘れられることはない。私たちがここで目にしている和解は、日米間の歴史的な友情の揺るぎなき土台となるものだ」と述べた。
2024年の日米合同追悼式には戦没者の遺族や政府関係者など、およそ170人が参列した。