「戦争当初の2022年、我が国の経済大臣はロシアを経済的に破壊すると言いました。それでどうなったでしょう。ウクライナでロシアが起こした戦争で破壊されたのは我々です」
フランスの主要な農協であるFNSEAのルソー委員長は、農家の生計が立ち行かなくなれば、環境保全に役立つ農法について話し合っても意味がないとNYTの取材で語った。
先にフランスのアタル首相は農産物の公正な価格保証に関する新たな法案を夏までに提出すると発表していた。
フランスの農業は対ロシア制裁による燃料費高騰、安価なウクライナ産農産物による価格破壊など、複合的な要因で苦境に立たされている。