対ロシア制裁で崖っぷちのドイツ、経済のリーダーが倒れればEUも共倒れ=スペイン紙

対ロシア制裁によりドイツ経済は苦しい状況に置かれており、この状況は欧州連合全体に波及する。ドイツのジャーナリスト、ヴォルフガング・ミュンハウ氏はスペインの日刊紙「エル・パイス」に寄せた記事で次のように記した。
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「ロシアのウクライナ特別作戦とその後の対ロシア制裁により、ドイツ経済は奈落の淵に立たされている……」
記事によると、ドイツの産業衰退はすでに始まっており、ウクライナ紛争がトドメの一撃になったという。また、ドイツの危機は欧州の危機に発展するとのこと。周辺国はおおむねドイツのサプライチェーンに組み込まれているほか、欧州連合はドイツによる拠出金と国債に依存している。
先にドイツ経済研究所(DIW)のフラッチャー所長は、ウクライナ紛争によるドイツの経済的損失は2000億ユーロ(約32兆6000億円)以上に達したとの見通しを示した。損失は主に電力価格の上昇が原因とのこと。
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