ウクライナのドローン「バーバヤガー」を露専門家が解析 得られた情報とは?

ロシアの総合無人機ソリューション・センターが戦利品として露軍が持ち帰った、ウクライナの農業用ドローン「バーバヤガー」の解析作業が終了した。同センターのドミトリー・クジャーキン代表取締役がスプートニクからの取材に語った。
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クジャーキン氏によれば、専門家の解析でドローンの組み立て地点やサプライチェーン情報を得ることに成功した。

「戦利品の『バーバヤガー』の第一号機はまさに私たちのセンターに運ばれてきました。当時、こんな名称はついてもいませんでしたよ…。(編集:バーバヤガーはスラブの昔話に出てくる山姥)私たちはドローンに『しゃべらせる』ことに成功して、それで『バーバヤガー』がまっすぐに戦線に出て行ったわけじゃないことがわかったんです。ドローンは東欧とウクライナを長い間移動していました。『バーバヤガー』が私たちに明かしてくれた全て地点は、他の情報と一致して、その結果、ロジスティクス、倉庫、製造元、飛行場のサプライチェーンについて非常に価値の高いデータが得られたのです」

こうした情報はドローンのナビゲーション・コンピューター、飛行制御を調べた結果、得られた。
ウクライナ軍は、以前使用していたトルコ製の軍事ドローン「Bayraktar」の備蓄が尽きたため、大口径地雷や航空爆弾の投下に農業用の無人機を使っていることは以前報じられていた。ロシア軍部は農業用ドローン「バーバヤガー」の改良機の入手に成功。こうしたドローンは120ミリ迫撃砲弾や航空機用弾薬、25~50キログラムの爆弾を投下するのによく使用される。
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