ラピダスは、自動運転や生成AI（人工知能）などに欠かせない次世代半導体の国産化を目指して2022年に設立された。北海道千歳市に工場を建設中で、2027年の量産を目指している。
斎藤氏は、ラピダスが取り組む次世代半導体は、生成AIや自動運転など日本産業全体の競争力の鍵を握るキーテクノロジーであるとの考えを示した。
「本年度はラピダスにとって非常に重要な1年になっていくと認識している。経済産業省としてもプロジェクトの成功に向けて全力で取り組んでいきたい」
経産省は、これまでに半導体の回路をつくるための前工程に最大3300億円の支援を決めていた。各報道によると、今回の追加支援の内訳は、前工程に5365億円、組み立てなどの後工程に535億円となる見通し。