日本、UNRWAへの資金提供を再開 約52億円拠出=上川外相

上川陽子外相は2日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の資金拠出の一時停止を解除し、2023年度内に予定していた約3500万ドル(約52億円)を拠出すると表明した。共同通信が報じた。
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「ガザの人道状況は悪化の一途をたどっている。危機に対応することは国連安全保障理事会非常任理事国を務めるわが国の責務だ。人道支援にはUNRWAの関与が不可欠だ」
先月28日、上川氏はUNRWAのラザリーニ事務局長と会談。その中で、資金提供の再開を検討するとし、組織内の資金の透明性や職員の中立性の確保などの重要性を指摘した。
UNRWAの職員がイスラム組織ハマスによる2023年10月7日のイスラエルへの襲撃に関与した疑いが浮上したことを受け、日本は今年1月からUNRWAへの資金拠出を一時停止した。日本の他に同機関への支援を一時停止していた国があったが、一部の国はその後資金提供を再開した。
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