ニコライ2世は皇太子時代の1891年、東洋諸国を歴訪中に日本を訪れた。あるレセプションでニコライ2世は龍のタトゥーを入れてほしいと頼んだ。思いがけないリクエストだった。タトゥーを入れるのに7時間かかったことがわかっている。ニコライ2世の前腕全体に龍のタトゥーが彫られた。なお、残念ながら、彫り師の名前は残っていない。ニコライ2世と従兄弟の関係にあった、のちの英国王ジョージ5世も同じような龍の入れ墨を入れていた。2人は一緒に東洋を旅行していたため、同じ彫り師に入れてもらった可能性も十分にある。