露宇宙ロケット「アンガラA5」 打ち上げ延期

9日に予定されていたロシアの重量級宇宙ロケット「アンガラA5」の打ち上げが、中止となった。スプートニク特派員が、極東アムール州のボストチヌイ宇宙基地から伝えた。
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ボストチヌイ宇宙基地としては初めての「アンガラA5」打ち上げになるはずだったが、スタートの約2分前に「発射中止」の指令が下された。
露国営宇宙企業「ロスコスモス」のボリソフ社長は原因について、酸化剤タンクの油圧システムにトラブルが生じたためと発表した。次の打ち上げは10日に行われる。
「アンガラA5」はソ連崩壊後にロシアが開発したロケットで、最大で24.5トンの物資や装置を地球の低軌道上に運搬することができる。近い将来、ロシア独自の宇宙ステーション建設で「運搬業務」を担うことになり、2027年には最初のモジュールが打ち上げられる予定。
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