10日に発表された米国の3月の消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回ったことで、 利下げの時期が遅れるとの見方が広がり、日米の金利差が当面は開いた状況が続くとして、円売りドル買いの動きが強まった。円相場は3月下旬に一時1ドル=151円台後半まで下落し、1990年7月以来、約34年ぶりの円安水準を付けた。