バイデン氏は、日米首脳会談後の共同記者会見で、岸田首相が北朝鮮の金正恩総書記との直接会談に意欲を示していることについて「同盟国が北朝鮮と対話を始める機会を歓迎する」とし、「日本と岸田首相を信頼している」と述べた。
林官房長官は、11日の定例会見で「両首脳は北朝鮮との対話の道は開かれているとの共通認識もふまえて、北朝鮮への対応について率直な意見交換を行い、引き続き日米・日米韓でいっそう緊密に連携することを確認した」と説明した。
3月末、金正恩氏の妹・金与正氏は、岸田首相ができるだけ早く日朝首脳会談を行いたいとの意向を伝えてきたと明らかにした。しかし、「拉致問題」「核・ミサイル」を問題視する日本側には「新たな朝日関係の第一歩を踏み出す勇気が全くない」と指摘。「日朝首脳会談の拒否」を示唆した。